お知らせ・・・灘の算数単元別460題
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2020年灘中学算数2日目の5番の解 説
今
年の灘中学の問題は基本的な内容が多く出題されました。
基本的とは言ってもミスをしやすい出題で正確に時間内に解くのはいつものように大変です。
算数の出来不出来が結果に直結し、算数の得意な生徒に有利な年になりました。
切断面の問題では交線が重要ですが、交線を見つけるには交点を見つけて結べばよいですね。
基本通りにやればそれほど想像力はいりません。
[5] (1)

対称面PSURQTで立方体を二等分しているのでCを含む立体から三角すいP-BTC、P−TQC、
C−GQR、S-CDU、S-CURを引 けばよい。
63/2−(32/2×6×1/3)×3個−(36×3
/8×3×1/3)×2個=54㎤
2019年灘中学算数1
日目の図形問題の解説
[9]
 
左図のようにBPを
延長して正三角形 APQを作る。2つの青色 三角形は合同。
右図のように三角形ABQをタイルのように並べて正三角形ABT(=正三角形ABC)の面積比を求め
る。
1×1:4×4=1:16より、三角形QRS=?、三角形ABT=?−?×3=? となる。
左図にもどって、四角形ABCQ=?+?=?、BP:PQ=2:1で加比の理より凹型四角形
ABCP=?×2/3=?これよ
り三角形APC=?−?=?、すなわち三角形APC=1㎠÷?×?=1/7㎠である。
答
え 1/7㎠
[10]
正八面体は黒丸6個を結ん
だ立体で、このほか に同じ対応する部分に4個 ある(大きな4つの正方形が目印)。
この立体は3面が色が塗られている。
また正四面体は元の全体の正四面体の頂点4箇所に1つずつあるもの(赤い矢印)が3面に色が塗られてい
る。
その他の正四面体(黒い矢印)は2面に色が塗られている。

答
え? 6 ? 8
2023年度灘中学算数2日目の問題と解説
[1] 次の 【操作】 を考えます。
【操作】 奇数に対しては3を足す。偶数に対しては2で割る。
たとえば、1から始めて【操作】を1回行うと、4が得られます。また、5から始
めて
【操作】を4回行うと、5→8→4→2→1
となり、1が得られます。
(1) 81から始めて 【操作】 を
3回行うと、
が得られます。また、81から
始めて 【操作】 を2023回行うと、 が得られます。
(2) 整数Aから始めて 【操作】
を6回行うと、始めて1が得られました。A として考
えられる数をすべて求めなさい。
(3) 2×2×・・・×2−1から始めて 【操作】 を何回行うと、始めて1が得られますか。
[解説]
(1) 81→ 84→42→21→
24→12→6→3→6→3・・・・
7回目以降の奇数回は3になる。
答え 21、3
(2) 「3をひく」、「2倍する」というふうに逆戻しをしていく。
2倍すると必ず偶数になるが、3をひくと偶数になってしまう場合はのぞく。

答え
7,20,26,29,64
(3) 
3回ごと
に+2、+1、+4を繰り返すと見ると、1周期めに上つき文字が1減り2周期めに上つき文
字が2減っているので周期にならない。
そこで???、???・・・の繰り返しと見ると上つき文字が2ずつ減り、+4、+2、+1
も 繰り返す。
最後は1+1=2となり、あと操作1回で2÷2=1となる。
2022÷2=1011周期繰り返すので、はじめの2回の操作から足して、
2回+1011×3回+1回=3036回
答え 3036回
[2] 図のような、すべての面が1辺の長さが1cmの正三角形である三角すいがあり、太線でかかれた辺にはインクがぬられています。この三角すいを紙
の上に置き、紙にふれている面のいずれかの辺を軸としてすべらないように何回かころがします。
ただし、インクは紙についても辺からなくならないものとします。
(1) 2回転がす場合、紙についたインクの線は、長さの合計が3cmのものが3通り、
5cmのものが全部で4通りあります。それらを下の図に書き入れなさい。ただし、転がす前に紙
についているインクの線はあらかじめ印刷されています。。また、解答の順序は問いません。


(2) 3回転がします。紙についたインクの線の
長さの合計が最も大きくなるとき、それは です。また、そのような転がし方は全部で 通りあります。
(3) 4回転がします。紙についたインクの線の長さの合計が最も大きくなる
とき、それは何cmですか。また、そのような転がし方は全部で何通りあります
か。
[解説]
(1)

(2)

上図左では、太線を軸として回転するのであと1cmのインクしかつかない。
上図右では、ADを軸として回転するとあと2cmのインクをつけることができる。
答え 7cm、2通り
(3) (2)の右図の状態からさらに1回転するので
(BD方向とAB方向の2通り)、太線を軸とすることになり、7cm+1cm=8cmが最大。
また(2)の左図の状態からさらに2回転すると、下図左のように4回転目に細線を軸に回転する
ことになりやはり8cmの合計長さにできる(下図はCD方向に回転しているがCA方向に回転す
ることもできる)。
また、下図右のように回転することもできる。以上から、2×2+2×2+2×1=10通り

答え 8cm、10通り
[3] 生徒が25人いるクラスで10点満点のテス
トを行いました。試験は1番、2番、3番の3問からなり、配点は1番が2点、2番が3
点、3番が5点です。部分点はありません。
試験の結果、2番を正解した人は全部で14人、3番を正解した人は全部で14人いまし
た。また3問中ちょうど2問正解した人は全部で16人おり、その16人の得点の平均は
6.5点でした。3問中ちょうど1問正解した生徒の得点の平均は3.5点でした。クラ
ス全体の得点の平均は5.68点でした。得点が0点の生徒はいませんでした。
(1) 1番を正解した生徒の人数を求めなさい。
(2) 3問中ちようど1問正解した生徒の人数を求めなさい。
(3) この試験の得点の度数分布表としてあり得るものは下の3通りです。空欄をうめ
なさい。

[解説]
(1) 1番の正解者の合計点数は、全員の合計点数から、2番と3番の正解者の合計点
数をひいて、5.68×25ー(3×14+5×14)=30点であるので、30点÷2
点=15人
答え 15人
(2)
全
問正解者を□人とすると、左のベン図から、15+14+14ー16ー□×2=25となる。真ん中は3回重なるの
で2回分ひく。
□=1人なので、16+1=17人
は複数正解者になる。したがってちょうど1問を正解した人は25ー
17=8人となる。
答え 8人
(3) 5.68×25ー6.5×16=38点は1問または3問の正
解者の合計だから、1問正解者の合計点数は、38ー10=28点とな
る。
3つ目の表のとき、2
問正解者の104点ー8点×6人=56点で10人より、7×□+5×○=56を解い
て、
(□、○)=(3、7)
1問正解者の28点で8人より、2×▽+3×◎+5×△=28を解いて、
△=4のとき、(▽、
◎)=
(4、0)となる。このとき5点の生徒は
7+4=11人となる。
2つめの表のとき、同様にして、7×□+5×○=72
を 解いて、
(□、○)=(6、6)
2×▽+3×◎+5×△=28
を解いて、△=3
のとき、(▽、
◎)= (2、3)
このとき5点の生徒は
6+3=9 人となる。
1つ目の表も同様にする。
答
え

[4]
右の図で、太線、細線の六角形
はどちらも1辺の長さが6cm
の正六角形です。
点
Bは点Aを中心とする半径
6cmの円周上を1周します。
点Bが動くとともに、点Bと点
Cを結ぶ真っ直ぐな線、
点
Bと点Dを結ぶ真っ直ぐな線、点
Bと点Eを結ぶ真っ直ぐな線、点
Bと点Fを結ぶ真っ直ぐな線が
それぞれ向きを変えないよう
に、点C,D,E,Fも動きま
す。たとえば、Bが半周した
時、DはAの位置にあります。
ここで、円周率は3.14と
し、この図において三角形
ABCの面積は15.6㎠であ
るとします。
(1)点B,Cを結ぶまっす
ぐな線が通過する部分のうち、
太線の正六角形の内側にある部
分を斜線で図にかき入れまし
た。この部分の面積を求めなさ
い。

(2) 点C、点Eを結ぶまっすぐな線が通過する部分のうち、太線の正六角形の内側に
ある部分を(1)の図にならってかき入れ、面積を求めなさい。

(3) 点D、点Fを結ぶまっすぐな線が通過する部分のうち、太線の正六角形の内側に
ある部分を(1)の図にならって図にかき入れ、面積を求めなさい。

[解説]
(1) 15.6×6−6×6×π÷3=55.92㎠
答え 55.92㎠
(2) 下図のように青い線CEが移動する。Bを時
計回りに半周するときの図とあと半周するときの図は上下対称となる。

15.6㎠×5個ー(6×6×π÷6ー15.6)×2=71.52㎠
答え 71.52㎠
(3) 下図のように青い線FDが時計回りに移動する。直線部分ができることに注意
する。
3×6ー15.6÷2ー6×6×π÷12=0.78㎠
15.6×2+0.78×2=32.76㎠

答え 32.76㎠
[5] 図のように、1辺の長さが6cmの立方体ABCD-EFGHがあります。
辺DA,AB,BF,CD,CG,BCの真ん中の点をそれぞれ
I,J,K,L,M,Nとします。3点IJKを通る平面を㋐、3点I,L,Mを通る平面を㋑ 、3点J,M,N
を通る平面を㋒とします。
角すいの体積は、(底面積)×(高さ)×1/3で求められます。
(1) 平面㋐で立方体を2つの立体に切り分けたとき、点Hを含む立体の体積は ㎤です。
(2) 3つの平面㋐、㋑、㋒で立方体をいくつかの立体に切り分けたとき、点Gを含む
立体の体積を求めなさい。

(3) 2つの平面㋐、㋑で立方体をいくつかの立体に分けたとき、点Dを含む立体の体
積を求めなさい。

(4) 2つの平面㋐、㋑で立方体をいくつかの立体に切り分けたとき、点Cを含む立体
をVとします。また点Bと点Jの真ん中の点をP、点Cと点Mの真ん中の点をQとしま
す。3点N,P,Qを通る平面で立体Vを2つの立体に切り分けたとき、点Iを含む立体
の体積を求めなさい。

[解説]
(1) 右図のように、切断面は対称面となるので、立方体の体積を2等分する。
6×6×6÷2=108㎤
答え 108㎤
(2)
切断面の辺どうしの交点を書き入れ(黒い点)、それらを順に結ぶと、下図右のような立
体ができる。手前の三角すいと奥の正四面体の和となる。
1辺3cmの立方体から三角すいを3つ引けばよいので、
3×3×3ー(3×3÷2×3÷3)×3=13.5㎤
答え 13.5㎤
(3) (2)で求めた立体の13.5㎤と青い三角形を底面とする三角すいの和は、
13.5+6×3÷2=22.5㎤で、これが上下にあるので、22.5×2=45㎤

答え 45㎤
(4)

上の図で、緑の三角すい+赤い三角すい+青い三角すい台+水色の三角すい台の合計体積
となる。ところで青い三角すい台と水色の三角すい台を合わせ
ると1辺3cmの立方体から赤い三角すいの体積を引いたものとなるので、
4.5㎤×2+27㎤×(1ー1/6)=31.5㎤
答え 31.5㎤
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