[中学受験算数ー倍数変化算]
甲と乙の所持金は、はじめ3:4でした。甲が10円使い乙が30円使うと、甲の所持金の5倍は乙の所持金の4倍より40円高くなりました。はじめの甲、乙それぞれの所持金を求めなさい。
解説
「甲の所持金の5倍は乙の所持金の4倍より40円高くなりました」とあるので、あとの乙の所持金に、40円÷4=10円たしてやると、甲と乙の所持金の比は、4:5となる。
甲 乙 はじめ 3 4 10円減 15円減 30円減10円増=20円減 あと 4 3.75 5 「はじめ」の3:4の比そのままに「あと」の比も3:4になるように調整します。
甲が、20円÷4×3=15円減だと「あと」の比は、3.75:5となります(5÷4×3=3.75)。少しわかりずらいですが、3:4=3.75:5 という風に数字を合わせただけです。
よって、15−10=5円が、4−3.75=0.25にあたります。5円=0.25 よって20円=1
表にあてはめて、甲=20円×4+10円=90円、乙=20円×5+20円=120円 です。
答え 甲 90円、乙 120円
考察
「あと」の比の数字を最小公倍数にそろえて解く方法もありますが、少し遠回り?こちらの方が一般的です。
解説の赤字の部分がむずかしいですね。