2024年灘中学1日目解説 2024年算数問題へ
(灘の算数)
2+2+4+9 =17より9と2249は互いに素なのでそのまま通分する。
→ここで分子のかけ算はしない
答え 2240
120÷5=24円。 (100ー24)×5=380円が、安い方のペン2本分と消しゴム1個分の代
金に等しい。
安い方のペンは、(380ー60)÷2=160円なので、初め買う予定のペンは、160+100=260円 となる。
バスとバスの間隔を道のりと考えて、その道のりを進むのにかかる時間の比は、
(バスー太郎):(バス+太郎):(バス+太郎+6km/時) =20分:10分:9分なので、同じく速さの比は ⑨:⑱:⑳ となる。
20ー18=②=6km/時、これより⑱=54km/時の速さで10分で進むので、
54×1/6=9kmがバスとバスの間隔となる。
答え9
1つおきの位の数字の和の差が11の倍数になればよいので、(2+2)ー
(0+4)=0は11の倍数なので、求める数は2024、2420、4202の3個ある。
次に、5枚のカードから選ぶときは、(2+2)と(0+4)のとき3個あり、(6+0)と(2+4)のときは、6204、6402、
2640、2046、4620、4026の6個ある。
すなわち、3+6=9個
答え 3 、9
位ごとに数をバラしていくと、ABCDーDCBA=A×(1000ー
1)+B×(100ー10)ーC×(100ー10)ーD×(1000ー1)=999×A+90×Bー90×Cー999×D
となり、これは9の倍数である。
一方、EFGH=1000×E+100×F+10×G+H=999×E+99×F+9×G+E+F+G+Hと変形できるので、これが9の倍数
になるためには、E+F+G+Hも9の倍数となるはず。
辞書式に並べてみると、EFGH=1278 、1368 、1467、2358、2457、3456 となる。
(4つの和が9の場合はない)
(ⅰ) EFGH=1278のとき、ABCDーDCBA=6543ー3456
一の位は13−6=7となり不適
(ⅱ) EFGH=1467のと
き、ABCDー
DCBA=8532ー2358=6174となり、問題に適する。
答え 8532
電流の流れは、図のよ
うになる。
(ⅰ) s2→s4→s6のときと、s2→s5→s7のときは対称になっているので、場合の数を2倍する。
s2→s4→s6のとき、他のスイッチはs1,s3,s5,s7の4個なので、オン・オフで24=16
通りある。
よって両方で、16×2=32通りあるが、このうち両方同時に流れる場合はs1,s3
の2個のスイッチのオン・オフが2通りずつあるので、22=4通りを引いて、32ー4=28通り。
(ⅱ) s1→s6とs3→s7の
両方同時に流れる場合は、(s2,s 4,s5)の順に書き上げると、
(×、○、○)、(×、×、×)、(○、×、×)、(×、○、×)、(×、×、○)の5通りある。
なお、s4,s5のスイッチがオンになってもs1とs3の電圧降下が同じなのでs4やs5に電流は流れないので(ⅰ)の場合とかぶらない。
(ⅲ) その他に、s1→s4→s5→s7と流れる場合と、s3→s5→s4→s6と流れる場合があ
る。
s1→s4→s5→s7の
ときs2は(ⅰ)とか
ぶるので×,s3も×(電圧降下が同じになるので)、s6のオン・オフだけになり、2通り。
s3→s5→s4→s6のとき同様
に2通り。
(ⅳ) s1→s6とs3→s7のどちらかのみ流れるとき、
s1→s6のときを一覧表にすると
次のようになる。○→×の優先順位で辞書式配列で、16通りあること
がわかる。
s2
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s3
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s4
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s5
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s7
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◯
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◯ |
×
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◯ |
× |
◯ |
◯ |
× |
× |
× |
◯ |
◯ |
× |
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◯ |
◯ |
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× |
◯ |
◯ |
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× |
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◯ |
◯ |
× |
× |
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◯ |
× |
◯ |
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◯ |
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× |
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◯ |
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× |
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◯ |
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◯ |
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◯ |
◯ |
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◯ |
× |
× |
× |
× |
× |
◯ |
× |
× |
× |
× |
× |
s3→s7の場合も合わせて、
16×2=32通りある。
以上より、すべて合計すると、28+5+4+32=69通り
答え 69通り
右の図のように、四角形を直線ADで三角
形に分けると。2つのちょうちょ相似が見えるがそれらの長さが等しいことから、それを等脚台形の対角線にすることを思いつく。
よって直線BE、CFを結び、四角形BCFEは平行四辺形になるはず。
これよりBC=EFとなり、AE=AF=2の長さになる。
底辺比=面積比で、三角形AHF=②とすると、三角形AGD=(②+③)÷2=
÷3×2= (+③)÷2=倍 となる。
答
え
円の半径をRとすると、R2=8×8×2=128となり、128π÷4ー64・・・図形PTRの面積
64ー16π・・・図形PQS(正方形からおうぎ形RSQを引いたもの)
これらをたすと、16π㎠となり、16πー図形SRT+図1の斜線部を求める。
図形SRTは相殺されるので、32π+64+(32πー64)=64π=200.96㎠
答え
200.96
点Dを中心に等しい長さDC,DF,DA,DHが見えるので、これらから図のように合同な三角形を作図する。
三角形ACDとHFDが合同な二等辺三角形であり、三角形HIFも二等辺三角形となるので、図のように角度が求められる。
三角形AアIの内角の和より、180ー(54+27) =99°
点Cを含む方の三角すい台において、上底面積×下底
面積=1×0.25=0.25=0.5×0.5
その体積は、1×(1+0.25+0.5)÷3=7/12㎤ となる。
他方の立体の体積は、2ー7/12=17/12㎤より、7/12÷17/12=7/17倍
答え
正六角形といえば、立方体の中点を結んでできる切り
口とわかる。
図のように、この切り口は立方体の対称面でもあるの
で、体積は立方体の半分になる。
3×3×3÷2=13.5㎤
答え
13.5
令和6年灘中学2日目解説
(1) 2桁の場合は、10,20,30,・・・90の9個ある。
3桁の場合は、101~109と100~190で9+10=19個が百の位1から9まで9通りあるので、19×9=171個
ある。
答え 9、171
(2)
(ア) 2から逆戻しすると、2→12と、2→21と、2→112の場合に分けられる。
12=2×2×3より、126が最小となり、112=2×8×7より、872が最大となる。
答え 126、872
(イ)
12=1×3×4,1×2×6,2×2×3で、それぞれ順にたすと、3!+3!+3=15通り
21=1×3×7で、3!=6通り 、112=2×2×2×2×7=2×8×7=4×4×7となるので、それぞれ順にたす
と、3!+3=9通りある。
全部で、 15+6+9=30通り
答え 30
(1) 工場Aで生産されたPの不良品の割合PAは0.007、工場Bで生産されたPの不
良品の割合PBは0.012となる。また、生産個数の比はA:B=2:3なの
で、そこから取り出した製品の個数は、(2+3)÷2=2.5と表される。そのうち工場Aで生産された
Pは、2.5÷5×2=1と表される。
よって、工場Bで生産されたPは2.5ー1=1.5と表される。
1000個ー個×0.012=①個×0.007
①=40000個 となる
ので、工場Aで生産された不良品の個数は、
40000×0.007=280個となる。
答え 280
(2) つるかめ算で、(10000×0.012ー80)÷(0.012ー0.007)=8000個をAで作ったことになる
ので、そのうちの不良品の個数は、8000×0.007=56個
答え 56
(1) 外積公式を使うと、(5×5ー3×2)÷2=9.5㎠ となり、底面を三角形ADFとすると、高さ2cmの三角すい
になるので、3×5÷2×2÷3=5㎤ となる。
答え 9.5 、 5
(2) (ア)
三角形GQTより、
15:3=5:1 KS=10cm÷5=2cm となる。
三角形PGQの面積=10×15÷2=75㎠で、三角形KSRの面積は、3×2÷2=3㎠なので、75×3→2乗を
とって、15より、求める三角すい台の体積は、20×(75+3+15)÷3=620㎤ となる。
答え 2、620
(イ) 三角すいT-PGHの三角形PHTを底面としたときの高さを求めればよいので、ま
ず三角形PQTの面積を求める。
下の図において、三角形PQT=(25×25ー15×10)÷2=237.5㎠ となり、三角すいT-PGQの体積から逆算
して、75×25÷3×3÷237.5 = cm となる。
答え
(ウ) 三角すいM-PSR=三角すいP-SRMなので、底面積PSRから逆算して高さを求める。
三角形PQT=475/2㎠、三角形PSR=475/2×1/5×4/5=38㎠、三角形SRM=47㎠となる。
よって、三角すいP-SRM=47×20×1/3=47×20/3㎤。
逆算して、47×20÷38=cm
答え
(1) 図のようになるので、(5×4ー3×1)÷2=8.5㎠
答え8.5
(2) 影のついた三角形は相似で、(1)の三角形ADFとGQを斜辺とする直角三角形も相似となり、🔴=🔵と図の
5:3の辺の比がわかる。⑧=12cmより、③=4.5cm となる。
HK=4.5cm+4.5cm×4÷1=22.5cmとわかる。
答え
4.5 22.5
(1) (ア)
GCAI=1423,1432,2314,2341,3214,3241,4123,4132の8通りの
並びがあり、そのそれぞれについて残り4か所で、4!通りあるので、8×4!=192通り。
答
え 192
(イ)
E=4のとき1,5と2,4で同様にして、192通り。 E=3のとき1,6と2,5でやはり192通り。
E=2のとき1,7と2、6と3,5で6×2×4!=288通り。
E=1のとき、2,7と3,6と4,5で同様にして、288通り。それ以外のEのときはない。
全部で1152通りある。
答え 1152
(2)
和が10になる入れ方は、(1,2,7) (1,3,6) (1,4,5)
(2,3,5)の4通り×3!=24通りあるので、左図のパターンから考えると、太郎次郎で共通部分が1ヶ所ずつあり、例えばPRのとき、
24×24=576通りとなる。
また、その他のパターンも考えると、PR,PS,PU,QR,QS,QU,RT,STの8通りあるので、太郎次郎逆の場合も
考えると、8×2=16通りある。
すなわち、576×16=9216通り。
これに(1)の場合も加えると、9216+1152=10368通りとなる。
答え 10368