メネラウスの定理 チェバの定理
応用公式9
いずれの図でも、ア/イ×ウ/エ×オ/カ=1 です。(/は分数の意味です)
(問い) 次の図のような、三角形ABCでAD,BE,CFが点Gを通っています。またBDとDCの長さの比は
2:1、AEとECの長さの比は、2:3です。
このとき、次の問いに答えなさい。(慶応義塾)
(1) AGとGDの長さの比を最も簡単な整数の比で表しなさい。
(2) 三角形ABCの面積が30平方センチのとき、三角形AFCの面積をもとめなさい。
解答 (1) 三角形ACDにメネラウスの定理を使って、2/3×3/2×DG/GA=1よりDG/GA=1よって、AG:GD=1:1
(2) 三角形ABCにチェバの定理を使って、AF/FB×2/1×3/2=1より、
AF/FB=1/3 すなわち AF:FB=1:3
よって、三角形AFC=30平方センチ÷4×1=7.5平方センチ
考察 三角形GDCの面積を1とおいて、面積比で解決できますが、自動処理ではこんな感じです。メネラウスの定理ではまず適用する三角形を決めます。三角形の3頂点のどれかから、どちらかに1周すると覚えておきましょう。