太陽のかげの動き

安田リカさんは、広島のおじいちゃんの蔵の中で、ぼろぼろの紙を見つけ ました。その紙には下のような文章が書かれていましたが、ところどころやぶれていてよくわかりません。おじいちゃんの書いたもの なので聞いてみると「昔のことで、よく覚えとらんな〜。」と言います。



宝物が何なのかどうしても見たくなったリカさんは、毎月20日に、指定された場所を掘ってみま した。次の問いに答えなさい。


(1) 下の図は、リカさんが掘った庭の様子を模式的に表して います。つぎの@〜Bの日に掘ったと考えられる穴は、ア〜ウのどれですか。ただし、他の日にちに掘った穴はありません。

@3月20日  A6月20日  B12月20日

(2) 図の中で指定されたしき石の上に立ったとき、東の方向に見えるものは何ですか。庭の中の もので答えなさい。

(3) 1年間毎月20日に庭を掘りましたが、宝物は見つかりませんでした。リカさんは、どうし て見つからないのか考えてみました。思い当たったのは、宝物を埋めたときのおじいさんは、リカさんより背が高かったのではないか ということです。そこでリカさんは、1年中で最も正午の影が長くなる月の20日に、リカさんの影の頭の位置よりも もっと(A)側を掘ってみました。すると、さびたドロップのカンが埋められていて、中からきれいなビー玉がたくさん出てきまし た。「これがおじいさんの宝物か〜」少年だったおじいさんのことを想像しながら、リカさんはこのビー玉を私も宝物にしようと思い ました。

@ 下線部が示すのは、何月ですか。

A (A)にはいるのは、東・西・南・北のうちどれですか。

宝探しをしてから、リカさんは太陽の動きに興味を持ちました。それで少し調べてみることにしまし た。

(4) リカさんは冬休みに、一日かけて自分の影の頭の部分がどのように移動するのか、観察して みました。立つ位置を決めて、連続して記録したとしたら、影の頭の位置はどのような移動をすると考えられますか。下から選んで記 号で答えなさい。ただし、リカさんは図の中心の白丸に立っているものとします。



(5) リカさんの部屋からは夕日がよく見えます。夏と冬とでは、太陽の沈む位置が違います。そ れを正しく表しているものを下から2つ選んで、記号で答えなさい。

ア 夏は、窓の右寄りに沈む。

イ 夏は、窓の左寄りに沈む。

ウ 冬は、窓の右寄りに沈む。

エ 冬は、窓の左寄りに沈む。


解説

(1) 太陽の南中時に、影の長さが 最も長くなるのは冬で、夏は最も短い。

答え @イ Aウ Bア

(2) かきねの方向に、正午の太陽があるので方向は南。したがって東の方向に見えるのは石どう ろうです。

(3) @冬至の頃が 最も太陽高度が低いので、正午の太陽の影も最も長くなります。

答え 12月

  A背が高いと影の長さも長くなり、影の頭の位置は太陽と反対側の北側になります。

答え 北

(4) 太陽は東から出て西に沈むので、影は逆に西から東へと移動しま す。オ〜クの中から選びます。冬は太陽は南よりからでて南よりに沈むので、影は逆に北よりから北よりに移動します。夏は太陽は北 よりから出て北よりに沈むので、影は逆に南よりから北よりにさらに南よりに移動します。春分秋分では影は北よりに東西方向に平行 に移動します。

答え カ

(5) リカさんの部屋は西に向いていると思われるので、窓の右寄りは 北、左寄りは南です。そうすると、あとは(4)で説明したとおりですね。

答え ア エ

考察

太陽の影の動きは頻出事項ですが、図 でなんとなく覚えていても、このように南北が入れかわっていたりすると、混乱します。基本的に日本では太陽は南よりにあるので影 は北側にできます。夏至の頃だけ南側に一部かかります。影は太陽高度が高くなるほど、下図のように短くなります。



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