[中学受験算数ー既約分数]

ABの長さの線分を2等分、3等分、4等分、・・・して点を次々に書いていきます。下の図は、6等分までの点をすべて書いたものです。(図の数字の2は2等分、3は3等分の点・・・を表します。6等分までで点は11個になります。次の問いに答えなさい。

(希学園)

      

(1) 8等分まですると、点は全部で何個になりますか。

(2) 20等分までしたとき、図のCに重なる点は何個ですか。

(3) 11等分までした後、12等分するときに新しく加わる点は何個ですか。

解説

(1) 例えば、ABの真ん中の点は、2/4=1/2、3/6=1/2 という風に約分できる分数はすでに数直線上に書かれている。図の6等分までで点は11個ある。7等分では、1/7,2/7,3/7,4/7,5/7,6/7(0/7,7/7は両端の点)の6点が新しく加わり、8等分では、1/8,3/8,5/8,7/8の4点が加わるので、11+6+4=21個

答 21個 

(2) C点は分母が20より小さい3の倍数になるので、3、6、9、12、15、18の6個

答え 6個

(3) 1/12,5/12,7/12,11/12 の4個

答え 4個

分母の数字は1を何等分したかを表す。同じ大きさで、数字の異なる分数は分母を整数倍すればいくらでも作れる。逆にそれ以上約分できない分数(既約分数)は新しい点を作る。既約分数のみが新しく加わる点になる。

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