令和4年度灘1日目 解説
[1] 与式=4/15ー28/(121×5)ー1/22 → 4×112×2ー28×6ー 11×15=968ー168ー165=635
→ 635/(121×30)=127/726 □=726×127/726=127
答え 127
[2] 兄の仕事する速さを@/分、弟の仕事する速さを❶/分とする。
㉚×4+❶×40=㉚+N+❶×140 これより、B=❹ ❹×15+❶×140=❶×200
答 え 200分
[3]
上図より、 3.1%+0.3%=3.4% で400gとなる。
答 え 3.4% 400g
[4] 1024÷17=60あまり4 2022個÷10個=202回あまり2回となるので、あまりの部分を17でわる。
4×202÷17=47あまり9 すなわち、あまりの9をあと2回かけるので、9×9÷17=4あまり13
答え @ 4 A13
[5] 与式= A×(B+C+D)+B×C×D において、
@ (A、B+C+D、B×C×D)= (奇数、奇数、奇数)のとき、A、B、C、Dすべてが奇数となるので、54=625通りあ る。
A (A、B+C+D、B×C×D)= (偶数、奇数、偶数)のとき、BCDのうちどれかが偶数となる場合が3通りあるので、625×3通りある。
B(A、B+C+D、B×C×D)= (奇数、偶数、偶数)のとき、BCDがすべて偶数、BC奇数でD偶数、BD奇数でC偶数、CD奇数でB偶数の4通り あるので、625×4通りある。
C(A、B+C+D、B×C×D)= (偶数、偶数、偶数)のとき、Bと同様で625×4通りある。
以上より、625×12=7500通り
答 え 7500通り
[6] 通分して、分子を抜き出すと、ア×3エ×54ーイ ×2ウ×54ー 2ウ×3エ=337
すなわち、54×(ア×3エーイ×2ウ)ー2ウ×3エ=337
625×□ー2ウ×3エ=337より□=1とすると、2ウ×3エ=625ー 337=288=25×32このとき、ウ=5、 エ=2となる。答え 25
ア×3エーイ×2ウ=1 とおいたので、不定方程式 9×アー32×イ=1を解けばよい。
32の方が9より大きいので、イ=1,2,3・・・,7とすると、イ=7のときア=25となる。
[7]
図1より、4+2=6通り
答え @ 6通り
図2より、Bが左右にあるので、6通り×2=12通り
また、左のパターンがあるので、これも上下左右があり、
2×2=4通り
12+4=16通り
答え 16通り
[8] 三角形 ABC=3+4+5=12㎠、三角形AEF=12×4/9×3/8=2㎠、三角形BDF=12×5/9×3/7=20/7㎠、三 角形CED=12×5/8×4/7=30/7㎠、よって三角形DEF=12ー(2+20/7+30/7)=20/7㎠
また三角形0AE=4㎠×3/8=3/2㎠、三角形OAF=3㎠×4/9=4/3㎠となるので、共通な底辺AOに対して高さ 比=3/2:4/3=9:8となる。
同様にして、図2の7:9、8:7も分かる。
よって、三角形OEF=20/7㎠÷(F+G+H)×F=5/6㎠となる。
答え @20/7㎠ A5/6㎠
[9] 下 図のように、APを結ぶと、三角形AQBが二等辺三角形になることから、三角形ABPも角B=60°の特別な三角形となる。
ピラミッド相似QCDの相似比=1.5:6=1:4 から、AP=1×1/4=0.25 さらに、AQ=0.25×2=0.5 が分かる。
DA=2ー0.5=1.5となるので、CD÷DA=1÷1.5=2/3倍である。
答え 2/3倍
[10] 下図より、正三角形よりも、0.25×2=0.5㎠ 大きい。0.5×12=6㎠
答え 6㎠
青の三角形 の面積は、赤丸2つ分の面積に等しいので、斜線部分の三角形の面積は青い三角形3個分になる。
水色の三角形の面積=1×1÷4=0.25㎠。
中心角30°の二等辺三角形2個分ー0.25㎠=青い三角形1個分
中心角30°の二等辺三角形2個分=(1辺1cmの正三角形+0.5㎠)×2
よって、青い三角形3個分=中心角30°の二等 辺三角形6個分ー0.75㎠=(1辺1cmの正三角形+0.5㎠)×6ー 0.75㎠=1辺1cm の正三角形6個分+2.25㎠ となる。
答え 2.25㎠[11] 底面の正方形の1辺を1とすると、OKARA垂直に切った断面は下図のようになり、底面積@、C、Gに高さ平均をか けて断頭三角柱の体積を求める。求める立体は、断頭三角柱の差として求まる。
C×(1+1+4/6)/3ー@×(1+1+5/6)/3=@×47/18 また、全体の断頭三角柱の体積は、 K×(1+1+0) /3=G=144㎤なので、47/18×144÷8=47㎤
答え 47㎤
[12]
正方形が出てきたら対角線を引くのが定石。図1のように黒い点を頂点とする2つの三角すいが
グレーの正三角形をはさんで 見えている(三角すいの頂点のところに3つの直角が集まっている)。
図2のように、60°30°90°の三角形の辺の比2:1より、図の2:1の比が分かる(数学では正三角形の重心と外心が一 致するとなる)。この赤線の立体はグレーの面をはさんで 対称であるので、緑の ピラミッドの相似比1:2となり、重心gのところの比2:1を左にずらしてAから下ろした垂線の長さは、2+1=3。すなわ ち、図の1:2:3が分かり、Gから下ろした垂線の長さは
2×2= 4となる。
令和4年度灘2日目 解説答え 4/3
[1] (1)
[2]=1+2=3、[3]=1+3=4、[5]=1+5=6、[7]=1+7=8
答 え 2、3、5、7
(2) x=素数のとき、[11]=1+11=12 がある。
また、xの約数の1つが2のとき、2+10=12 となるので、2×10=20のとき、
となり、[x]=12である。同様にして、xの約数の1つ が3のとき、3+9=12 となるので、3×9=27でOK。
xの約数の1つが4のとき は、下図のように約数2が小さい方から2番目となるのでだめ(素 数である必要がある)。
xの約数の1つが5のときは、 5+7=12 となり、5×7=35 でOK。
答え 11、 20、27、35
(3)(1)の結果より、素数は考えない。いくつか並べてみると、 [51]=3+17=20、[52]=2+26=28、 [54]=2+27=29、[55]=5+11=16・・・のようになり、xの約数の1つが2のときは相手の数が26、27、28と大きくな るので あり得ない。
xの約数の1つが3のとき は、3×17=51すなわち3+17=20が最小となる。
Xの約数の1つは(2)でやったように、素数になる必要があ るので、X=5のとき、5+11=16が 最小となる。
さらにX=7のとき、7+11=18が最小に なる。
X=11のとき、11+9=20が最小、X=13のとき、13+7=20で最小、X=17のとき、 17+5=22で最小。
これより小さくはならないので、最も小さい数は16、2番目に小さい数は18である。
答え 16、18
[2] (1) 下3けたが8の倍数になるので、8エ8=808または848の2通りある。
アイウは53=125通りあるので、2×125=250通り
答 え 250通り
(2)8×5=40より、和アイウエ=2のとき、2000で4通り、1100で6通り、
和アイウエ=5のとき、2210で12通り、2111で4通り、和アイウエ=8のとき、2222で1通りあるので、合計27通りある。
答え 27通り
(3) 24=8×3より、8の倍数かつ各位の数の和が3の倍数になればよい。
@ 8エ8=808のとき、各位の数の和 は、8×5+0=40であるので、
和アイウ=2のとき、40+2=42となり、3の倍数になる。箱Bは0,1,2,3,4なので次のようになる。
ア,イ,ウ=2,0,0・・・3通り
ア,イ,ウ=1,1,0・・・3通り
和アイウ=5のとき、
ア,イ,ウ=4,1,0・・・6通り
ア, イ,ウ=3,1,1・・・3通り
ア,イ, ウ=3,2,0・・・6通り
ア,イ,ウ=2,2,1・・・3通り
和アイウ=8のとき、
ア,イ, ウ=4,4,0・・・3通り
ア, イ, ウ=4,3,1・・・6通り
ア,イ, ウ=4,2,2・・・3通り
ア,イ, ウ=3,3,2・・・3通り
和アイウ=11のとき、
ア, イ,ウ=4,4,3・・・3通り
合計42通りある。
A 8エ8=848のとき、各位の 数の和 は、8×5+4=44であ るので、
和アイウ=1のとき、44+1=45となり、3の倍数になる。
ア, イ,ウ=1,0,0・・・3通り
和アイウ=4のとき、
ア,イ, ウ=4,0,0・・・3通り
ア,イ, ウ=3,1,0・・・6通り
ア,イ, ウ=2,2,0・・・3通り
ア,イ, ウ=2,1,1・・・3通り
和アイ ウ=7のとき、
ア,イ, ウ=4,3,0・・・6通り
ア,イ, ウ=4,2,1・・・6通り
ア,イ, ウ=3,3,1・・・3通り
ア,イ, ウ=3,2,2・・・3通り
和アイウ=10のとき、
ア,イ, ウ=4,4,2・・・3通り
ア,イ, ウ=4,3,3・・・3通り
合計42通りある。
@、Aより、42+42=84通り
答え 84 通り
[3] (1) 360°÷(6ー0.5)°/分=720/11分、 720/11÷60=12/11時間後
360°÷ (6+0.5)°/分=720 /13分、720 /13÷60=12/13時間 後、12/13+ 12 /11=288/143時間後
答 え 12/11時間後、 288/143時間後
(2) (@) 短針は時間ごとに12の目盛りに来るので、12と 288/143のLCM=288より、288時間後
(A)また、12/11時間後から288/143時間ごとにも短針と長針 は重なるので、
@は13 の倍数なので、@=13,26,39,52,65・・・ の中で@=65 のとき、13+24×65= 13×11×11となり、 143で割り切れる。
元の分数の式を約分して、 12×11=132時間後とな る。
答 え 132時間後
[4] (1) 反射するごとに図2の図形を対称に移動して、光を直進させると下図のようになる。
赤いピラミッド相似より、 PD=5cm×15/25=3cm よって、 CP=10−3=7cm
答 え 7cm
(2) 同様にして左図より、5cm×20/30=10/3cm 10ー10/3=20 /3cm・・・1通り目
右図 より、 10cm×25/35=50 /7cm 50/7ー5=15/7cm・・・2通り目
答 え 20/3cm、15/7cm
[5]
(1) ABからEDまで切断すると、右図で右端まで切断線が続くが、D からFの方向に立体Xの辺が傾いているので途中で止まる。左図でグレーの 面を底面積として断頭三角柱に適当に分けて、高さは1:2:1をかければ 体積比が求まる。
底面積は上図右のようになるので全体の体積は、㉔×4/3+㉑×5/3+㉑ ×5/3+Q×4/3=
切断面の下部分の体積は、B×5/3×2+E×4/3=Q
÷Q=7 倍
答 え 7倍
(2) 立体Xの面BFDと面ECAは平行なので、PからAEに平行線 を引きBFとの交点をQとする。
六角柱の面1-6-12-7をEの方向へ延長してREと6-12の交点S が求まる。
同様に面4-5-11-10をEの方向へ延長して5-11とQEの交点T が求まる。
赤いラインを展開図上に書くと下図右の黒い線が答えになる。
答え