プロ家庭教師のコラム

 

NO.1 エビングハウスの忘却曲線とアクティブラーニング (2024年4月)


エビングハウスの忘却曲線によれば、情報を繰り返し復習することで記憶 が定着し、勉強の計画を立てるときにこの定期的な復習が成績向上のポイントとなります。
さらに単なる情報の受動的な読み込みではなく、アクティブに問題を解いた り、長い解法を要約することで記憶の定着が促進されます。これをアクティブラーニングといいます。
もう1つ大事なことは睡眠です。寝る前に覚えたことは朝になっても記憶しています。
睡眠が記憶の定着や情報処理を促進するのです。


NO.2 中学受験の算数と大学受験の数学との相関関係 (
2024年5月)

中学受験の算数と大学受験の数学の間には一定の相関関係があります。
中学受験の算数は基本的な数学の概念や計算能力を身につけるためのものでもあり、大学受験の数学はより高度な数学的概念や問題解決能 力を求められます。

中学受験の算数を経験していると、基本的な計算や数学的概念に慣れることができるため、大学受験の数学においても基礎的な部分をス ムーズに理解することができるかもしれません。もちろん、中学受験の算数を経験していなくても、大学受験の数学を学ぶことは可能で す。
むしろそこよりは、学習に取り組む姿勢という面で、中学受験を経験しておくことは大きなメリットがあります。
受験算数の深く物事を考える思考過程、実際に問題を解くときの解析過程を身につけることは大学受験の数学にとって将来の大きな糧とな ります。
数学はあまりにも覚えることが多岐に渡り、ついつい公式を暗記してそれに当てはめて答えを出すというだけの低レベルな学習になってし まうことがあります。
深く考えないですぐに解説を見てしまう、諦めの姿勢は特に禁物です。
高度な数学的概念を理解し、問題解決能力を磨くのに受験算数は大きな助けになると思います。
何よりも算数の面白さ、解くことの楽しさは格別です。