23年度灘1日目 解説 

[1] 3÷0,0625=48 48+69=117  117×23=2691  2691−2011=680

 答え 680

[2] 各位の1つおきの数字の和の差が11の倍数となると き、もとの整数 は11の 倍数となる。
最大のものなので試しに、98765とすると、9+7+5=21 8+6==14 21−14=7で11の倍数にならない。そこで、 98725とすると、 21−(8+2)=11で11の倍数となる。さらに98736とすると、22−11=11となり、11の倍数になる。これが最大であ る。

答え 98736

[3] 12%と22%の利益が等しいので、この利益を12 と22の 最小公倍数132とおく。このとき原価は甲が132÷12×100=1100、乙が132÷22×100=600(いずれも比の数字)と なる。 132=2×2×3×11なので、利益132は実際の金額では、132÷2=66円、132÷4=33円、132÷11=12円・・・な どとなるが、この うち例えば12円は12÷0.22が整数とならないので不適。33円のときは、甲の最も安い原価は、33÷0.12=275円となり、問 題の意味に合う。

答え 275円

[4] 150と60と100の最小公倍数300の仕事量と する。Aは2/ 分、Bは 5/分、Cは3/分の速さで仕事するので(5+3)×10分+3×30分=170の仕事をした残りの300−170=130の仕事を 3人でしたことになる ので、130÷(2+5+3)=13分かかる。(13+10+30)−30=23分長くなる。

答え 23分

   
[5] 合計金額を50円にするときは、1円硬貨を○枚、5円硬貨を△枚、 10円硬 貨を□枚とすると、○+5×△+10×□=50となり、○、△は0以上なので、50−10×□が0以上となる。よって、 □=5,4,3,2,1,0とな る。
□=5のとき、(○、△)=(0,0)・・・1通り
□=4のとき、
○+5×△=10 同様にし て、○は0以上 なので10−5×△が 0以上となる。よって、△=2,1,0の3通り
□=3のとき、○+5×△=20 同様にして、○は0以上なので20−5×△が0以上 となる。よっ て、△=4,3,2,1,0の5通り
□=2のとき、○+5×△=30  同様にして、○は0以上なので30−5×△が0以上となる。よって、△=6,5,4,3,2,1,0の7通り
□=1のとき、○+5×△=40  同様にして、○は0以上なので40−5×△が0以上となる。よって、△=8,7,6,5,4,3,2,1,0の9通り
□=0のとき、○+5×△=50  同様にして、○は0以上なので50−5×△が0以上となる。よって、△=10,9,8,7,6,5,4,3,2,1,0の11通り

また、50円硬貨を1枚の場合もあるので、 1+3+5+7+9+11+1=37通りとなる。

答え 37通り
次に、合計金額を100円にするときは、50円硬貨を2枚のとき1通 り、50円硬貨 を1枚のとき、あと50円作るので前問より36通り、50円硬貨を0枚のとき前問と同様にして、○+5×△+10×□=100
□=10のとき、(○、△)=(0,0)・・・1通り
□=9のとき、○+5×△=10 で3通り
□=8のとき、○+5×△=20 で5通り



□=0のとき、○+5×△=100で21通り
連続する奇数列になるので、(1+21)×11÷2=121通り
したがって、1+36+121=158通りとなる。
答え 158通り
   
   

[6] この時計の時針を止めて考えると、秒針の動く速さは、360°/分であり、正しい時計の秒針の速さも同じように考えると 360−0.5=359.5°/分である。この時計の方が正しい時計より針の動く速さが速いことになり、答えは60分より小さくなるはずであ る。 359.5:360=□分:60分 より、□=359.5×60÷360=719/12分=59分55秒となる。
答え 59分 55秒

                        
        

[7] さいころを4回投げるとき、はじめ1の目のとき
1231、1241、1251、1261
1321、1341、1351、1361
・・・・
16・・、・・・・・・・・・・・・・・
となるので、2回目のさいころの目が2、3、4、5、6の5通りあり、4通り×5通り=20通りある。
はじめの目は1から6までの6通りあるので、20×6=120通りとなる。

答え 120通り
さいころを5回投げるときは、たとえば1231と4回投げた場合で考え ると、
11231、12231、12331、12311、12312、12313、12132の7通りある。120×7=840通り。
答え 840通り
    


[8] 

図のように、A(P)のまわりに、BCDBCD・・・と回転して行く。1周ではなく2周するので、360×2=720°の約数で あ り、360°の約数でな いものをX°としてさがす。240°はあてはまるが、240×3個=720°となり三角すいにならない。144°も 144×3=432°となり不適。頂点 Aのまわりに3個分で360°以内でおさまるのは、80°が最大で、最小は16°である。
答え 最大80、最小 16


[9] 白 い部分の三角形は4つのおうぎ形の重なった部分の三角形と合同なので、それぞれ図のように移動するとTが通過する部分の 面積は、4つのおうぎ形の面積の和に等しい。
36×3.14÷6×4=75.36
答え 75.36



    
   
         
[10] 

図の中の三角形はすべて3:4:5の辺の比になる。
赤い三角形の面積から黄色の三角形の面積を引けばよい。
4×3÷2=6 1×(1÷4×3)÷2=3/8
(3÷5×4)×(3÷5×3)÷2=54/25
6−3/8−54/25=693/200
答え 693/200

    
      
      
      
[11] 

三角形BEMと三角形AEBが相似なので、それらと もう1つ相似な三角形ABMのとなりあう辺の比 10cm:5cm=2:1から、ME:BE=BE:AE すなわち1:2=2:4 がいえる。よってAE:EM=4:1
答え 4倍
また、三角形AMC=5×10÷2=25㎠=三角形AMD(= 三角形ABM) よっ て、CDとAMは平行である。だから三角形AMFと三角形CDFは相似となり、AM:CD=(4+1):2=5:2である。 (なぜなら、ピラミッドBCD からEM:DC=1:2) すなわち、MF:FD=5:2となることがわかる。MF=5cm÷(5+2)×5=25/7cm である。
答え 25/7cm


      

[12] V=9π×3÷3×2+9π×4=54π

答え 54倍

図のような円すい台2つの体積になるので、円すい台の体積の 公式→1/3× 高さ×π×(上半径の2乗+下半径の2乗+上半径×下半径) と高さの和の考え方を使って、

W=1/3×π×6×(16+49+4×7)=186π

答 え 186倍


[13] 図のように、四角すい台から三角すい台2つを引けばよい ので、角すい台の公 式、1/3×高さ ×(上底面積+下底面積+上下底面積の積 から2乗を取った 数)を使って、

    
     
    
      
      

    
     
      
      

1/3×100×10×(1−4/5×4/5×4/5)−1 /3×2×(6×6÷2+8×8÷2+24)×2=64

答え 64


   
    
    
      
     
     
    
   
  
       
          

23年度灘2日目 解説

[1] 

Aの長さ=速さの和×6秒であり、Bの長さ= 速さの和 ×10秒となる。
6+4=10秒後にAの先頭とBの最後尾がすれ違い、その後Aの長さ分のみちのりをA,B合わせて進んでいるので
10 秒+6秒=16秒後にAとBの最 後尾どうしがすれ 違う事になる。
Aの速さは、150m÷10秒=15m/秒、 Bは 6秒間で150−78=72m進むので、72÷6=12m/秒と なる。
Aの長さは、(15+12)×6=162m 、 B の長さは、27×10=270mで ある。

[2] (1) 1000÷111=9個、100÷3=33 個、1000÷3=333個より333−33−9=291個

答え 291個

(2) 同様にして、500−50=450個、90−9=81個、 45−4=41個 より、450+81−41=490個
答え 490個

(3) 2でも3でも割り切れ 111で割り切れないものと、11でも3でも割り切れ111で割り切 れないものの和になる。
すなわち6の倍数から222の倍数を取り除き、33の倍数から111の倍数を取り除き、その両方またはどちらか一方に含 まれ る整数の個数を求めればよい。
1000÷6=166個、100÷6=16個→166−16=150個
1000÷222=4個   よって、150−4=146個
1000÷33=30個、100÷33=3個→30−3=27個
1000÷66=15個、100÷66=1個→15−1=14個  よって、27−14=13個
146+13=159個
答え 159個

     
[3] (1) 図のように底面が水色、 青、黄色の3つの三角すいの和が4カ所あるので、
9×9×9−(3×6÷2×9×1/3+3×9÷2×3×1/3+3×6÷2×9×1/3)×4=459
答え 459






      
     
       
     
    
    
     
     
    
    
  
    
(2) (ア)
切り口の青い線が対応している。AB: 青い線=3:2となっている。また、赤い線 どうしが対応している。

答え
 
(イ) 上図から、9×9−7×4=53
答え 53

 
 
 
 
 
    
     
[4] 

(1)
  
           
   
影は次のようになる。面ADSPによっても影ができる。影の連続性からS点、Q点から順に結べば影の部分がわかるはず。

 25/3

(2) 陽が当たっている部分の面積は、上図の台形と三角形の和となるので、
(10+5)×25/3÷2+10×25/3÷2=625/6 であ る。
答え 625/6


    
       
     
[5] (1) 1をかけても、1,2,3,4,5のままである。5をかけると 5,4,3,2,1とかわるので、1の目と5の目の出方を数え上げればよい。 111,115,151,155,511,515,551,555の8通りあ る。
答え 8通り
(2) 2や4をかけると、余りは3通りにな る。1,2,4,5のうちから3つを選 ぶ組み合わせは4通りで、そのそれぞれについて3×2×1=6通りの並べ方があるので、4×6=24通り
2と1だけの場合、112,121,122,211,212,221の6通りあり、2と5、4と1、4 と 5、2と4の場合も同様なので、6×5=30通 り。2だけまたは4だけでもよいので、2通り。
よって、合計すると、24+30+2=56通りある。
答え 56通り
(3) さいころの目が3回の積のなかで6の 倍数となれば、余りは1通りになる。
 3回とも6だけのとき・・・1通り
 6と他の目のとき・・・5×5×3=75通り
 6,6と他の目のとき・・・5×3=15通り
 2,3と他の目のとき・・・3×3×2=18通り
 4,3と他の目のとき・・・同様に18通り
 2,3だけのとき・・・223,232,233,322,323,332の6通り
 4 , 3だけのとき・・・同様に6通り
1+75+15+18+18+6+6=139通り 
答え 139通り

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