倍数の個数


 解説の続き

2と5をかけると0がひとつ増えるの で、まず2がいくつふくまれるかを調べる。

1から400までに2が

400÷2=200個 400÷(2×2)=100個 400÷ (2×2×2)=50個・・・・・・400÷400=1個 

のようになるので 作業前は、2は  200+100+50+25+12+6+3+1=397個ふくまれる。このうち、作業後6の倍数が2の倍数でなくなるので、6の 倍数について調べる。

6×1から6×66までに66個の6の倍数があるが、1から66までの 中にも2が

66÷2=33個 66÷(2×2)=16個 66÷ (2×2×2)=8個・・・・・・・・・・66÷64=1個

のように 33+16+8+4+2+1=64個ふくまれるので、2が消 える個数は、66+64=130個 となる。よって作業後2は397ー130=267個ふくまれることになる。

つぎに5がいくつふくまれるかを調べ る。

上図のように、6で割って3あまる数、6の倍数、5の倍数から重なりの 部分をひいて5の倍数の個数を求める。

400÷6=66...より 6で割って3あまる数は67個、6の倍数 は66個、400÷5=80より 5の倍数は80個、

400÷30=13...より 重なりの部分はいずれも13個だから、5 の倍数は67+66+80-13-13=187個になる。

次に、25の倍数の個数を求める。25の倍数から6の倍数+3との重な りの部分をひき(作業1によって5の倍数になってしまうので)、6の倍数の部分をたして、6の倍数との重なりの部分をひけばよ い。

400÷25=16個 6×25=150 400÷150=2個... より、25の倍数は 66+16-2-3=77個

125の倍数は 125と250 の2個。以上より5は 187+77+2=266個ふくまれる。 2は267個ふくまれるので0は1の位から266個あらわれたあとはじめて0でない数があらわれる。   

答え 266個

考察
 
6の倍数はすべて 2の倍数にふくまれるので、2の個数130個をすべてをひく必要がある。

5の倍数でしかも6の倍数より3大き い数は 15、45、75・・・375より (375ー15)÷30+1=13個ある。


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