あと何票で当選
標準3 

235人の生徒の中から生徒会長を1人選ぶことになり、 A,B,C,D,Eの5人が立候補しました。235人が1人1票の投票を行い、5人の中で最高得票者が当選します。下の票は、開 票途中の経過を表したものです。Aが必ず当選するためには、あと何票とればよいでしょうか。

立候補者 A B C D E
得票数 18 22 13 30 19





解 説
5人の中で一番票数の多いDとの争いになる。

18+22+13+30+19=102  235-102=133 より、あと132票がすべてAとDに集中すると考える。

30-18=12  133-12=121 より、121票の過半数をAがとればよいので

120÷2=60 60+1=61票 で当選となる。

よって、Aは 12+61=73票と ればよい。      答え 73票

考察
 AやD以外の人が得票すれば、Aはもっと低い得票で当選することになるが、考えうる最大の得票で答える必要がある。この問題で は、2人の争いだから残りの票数を2で割って1を足したが、もし2人当選する場合は、残りの票数を3で割って1を足すことにな る。
過半数の考え方 を拡張して解くこと になる。